はじめに
記事をご覧くださりありがとうございます!
大人気の『超かぐや姫!』、みなさん観ましたか?
私はNetflixでの公開当日に観て、先日映画館でも観てきました!
そんな中で私が地味に気になった疑問、それは『カニ』です。
劇中に3回はカニが出てきていて、印象的でしたよね。
同じ疑問を持った方、この疑問について気になる方は、ぜひ私と一緒にこの謎について考えてみてください!
それでは早速見ていきましょう。
作中でのカニ登場シーン
海でかぐやが彩葉に、曲を作ってほしいとお願いする場面
一つ目は、海でかぐやが彩葉に、曲を作ってほしいとお願いする場面です。
かぐやが石をどけると、大量のカニが現れ、彩葉の方に押し寄せていきます。
カニが海に逃げる彩葉を追いかけるのが印象的でした。
かぐやと彩葉が二人で花火大会に行った場面
二つ目は、かぐやと彩葉が二人で花火大会に行った場面です。
金魚すくいかと思いきや、まさかのカニ釣り!
カニ釣りって珍しいですよね(私は見たことがありません)。
かなり驚いて、わざわざカニにしていることに何か意味があるのでは?と思い、この記事を書くに至りました。
かぐやが花火大会でゲットしたカニと遊んでいる場面
三つ目は、タワマンに住み始めたかぐやが、花火大会でゲットしたカニと遊んでいる(カニをびびらせている)場面です。
仮説
仮説1 生き物は海中生物で統一している
作中にはかぐやが経験した8000年という長い時を表現するためか、地球に太古から存在したイメージの海中生物が多く描かれます。
実際にカニの他にも、ウミウシやメンダコ、フグが出てきますよね。
金魚すくいが無難だったんじゃないかな、と思ってしまうカニ釣りの場面について、金魚も水中に生きる魚類なのだから、やっぱり金魚でもよかったのではないか……と思ってしまいます。
金魚は淡水だからなのか、太古からいる生物ではないからでしょうか。
下記のように、作中に登場する生き物は太古から地球に生息しています。
メンダコ:メンダコを含むタコは、数千万年~1億年以上前の白亜紀頃から存在。
ウミウシ:貝殻を持つ巻貝の祖先から進化し、数億年前の古生代には存在。
フグ:約4,100万年〜4,800万年前の新生代始新世初期から存在。
カニ:カニの仲間である短尾下目は、約2億年前のジュラ紀には存在。
金魚は、960年〜1279年頃中国・宋の時代に誕生したと言われています。
金魚の歴史もそれなりにありますが、作中に登場する生き物には及ばなかったということでしょうか。
仮説2 カニのはさみがピースに見えるから
何言ってるの?と思うかもしれませんが、かぐやの持つ要素、それはギャルみ。
金髪だったり、ラフな話し方だったりで、ところどころで彩葉に「ギャルっぽい」「そんなかぐや姫聞いたことない」というようなことを言われています。
かぐやの『ハッピーエンドにしたい!』といういつでも前向きな様子には、儚い金魚より、丈夫で可愛いはさみを持つカニの方が合っていると判断されたのかもしれません。
やっぱりかぐやにはピースサインが似合いますよね。
仮説3 月との結びつきを暗喩
日本人は月に兎、外国人は月に蟹を見るそうです。
兎はツクヨミでのかぐやのアバターですよね。
外国人は月に蟹を見るということですが、実際には南ヨーロッパと中国の一部でのみそう言われています。
それ以外の国では、南アメリカやインドでワニ、そのほか特定の動作をしている男性や女性、犬、ロバ、ライオンを月に見ているそうです。ワニは、カニと同じくらいの地域で月に見られているため、劇中にワニのモチーフが出てきてもおかしくなさそうです。
月にカニを見る地域が局所的であることを考えると、ウサギとカニを登場させることで、かぐやと月の結びつきを強調しているという説は、ちょっと中途半端な気がします。
仮説4 生まれ変わりを暗喩
ネタバレを含みます
カニは、脱皮を繰り返す様子から、成長や再生、生まれ変わりを象徴するとされます。
下記のように映画の内容と紐付けられることから、カニはかぐや(ヤチヨ)の生涯を表すメタファーなのかもしれません。
成長:かぐやが彩葉に出会って身体的・精神的に成長したこと
再生・生まれ変わり:かぐやが再び彩葉に会うために、地球にやってきてヤチヨになったこと
おわりに
いかがでしたでしょうか?
一見気に留まらない内容ですが、深掘りすると意外と面白いですよね。
今回の4つの仮説の中では、「成長や再生、生まれ変わりを暗喩している」という説が個人的には好きです!
あえて金魚すくいではなく、カニ釣りにしたのは、やっぱり深い意味があるのではないでしょうか。
こんなに細かいところまで作り込まれている『超かぐや姫!』はさすがですね。
カニという象徴が物語に奥行きを与えるように、『サマータイムレンダ』におけるヒルコもまた、日本古来の信仰が形を変えて現代に現れた姿と言えます。物語の根底に流れる『神話の力』を、さらに深く探ってみましょう。



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